お店の色、特徴、武器のようなものを
お客様にわかりやすく伝えていかないといけません。
実は帰国してすぐ、タイ古式マッサージの
施術をする自信がなくて、
タイ古式マッサージはメニューにあるけど
それを売りにはしていませんでした。
タイ古式マッサージは指圧とストレッチ技が沢山あり、
もちろんしっかり勉強してマスターしましたし、
タイ政府の認定書ももらいました。
でも実務経験がないので、
途中で順番がわからなくなったらどうしようとか
上手くできるのかとか多少の不安がありました。
というのもタイ古式マッサージで教えてもらった施術は
一通りやれば120分あります。
上半身が60分、下半身が60分で学んだんですが、
お店のメニューには60分、90分、120分のコースを
設けていました。
60分のコースだと技を半分減らして、全身を行わないと
いけないので、どれをどう減らせば60分になるのか
わからなかったので、お客様の前であたふたせず
ちゃんとやれる自信はありませんでした。
今では慣れたもんで、お客様に合わせて
自由に時間調整ができるようになりましたが、
最初はほんと自信がなかったんです。
それでタイ古式マッサージはメニューにのせるだけで
リラクゼーションマッサージという名目で、
クイックマッサージ的なメニューを売りにして営業しました。
それだったら、指圧とかの経験がある女性の友人に
仕事が入ったら頼めるかなと考えたからです。
1日数件の問合せはありました。
男性セラピストでも良いというお客様は僕が施術し、
女性セラピストが良いというお客様には、
友人に頼める時は頼みましたが、
その友人は別のマッサージのお店で働いているので、
そんなに都合よくは頼めません。
頼めない時が多かったんですが、
頼めない場合は、予約がいっぱいでって言って
断っていました。
1ヵ月程は、リラクゼーションマッサージを売りに営業してまして、
その1ヵ月の間に、色々な友人に声をかけて練習しました。
練習である程度、タイ古式の施術に自信がついたので、
リラクゼーションマッサージというメニューを削除し、
タイ古式マッサージを売りにしたお店に変えました。
それからですね
電話の件数が急に増えたり、求人の電話が鳴るようになりました。
今思えば、リラクゼーションマッサージって何って感じですよね
お客様にもよくわからなかったんだと思います。
お店の売りが明確になってから、電話が急に増えました。
うちの売りは
出張ができる本格的なタイ古式マッサージの受けれるお店
ですね
お客様の求めてる、探している事が
一致したんだと思います。
万人に訴えようとして、誰にも伝わらなかったんでしょう。
コンセプトがぼやけるとそうなります。
ターゲットをしっかり定めてしぼってやれば
ちゃんと伝わる人が出てきます。
開業当初は、恥ずかしい話ですが、
タイ古式があってアロマオイルマッサージがあって
フットリフレクソロジーがあってフェイシャルがあって
スクラブがあってリンパドレナージュがあって
クイックマッサージがあってみたいな
リラクゼーションエステサロンとしてスタートしましたので、
何でも屋みたいな感じでした。
それがダメだったんです。
タイ古式が受けたい人は、タイ古式マッサージ専門店に行き
オイルマッサージが受けたい人はオイルの専門店
リンパとかフットもそれぞれの専門店に行くでしょう。
フェイシャルとかのエステ関係もちゃんとしたエステに
いくでしょう。
全部が中途半端になり、ぼやけてしますので、
お客様からはどれも支持されないんですね。
僕は比較的早く気付いたので、修正できました。
それから一気に売上が上がったと言いたいとこですが、
電話の本数は上がりましたが、女性スタッフがいなかったので、
売上にはつながりませんでしたけどね
でもすぐタイ古式マッサージの経験はないけど、
タイ古式に興味があるという求人があり、
教えて戦力にしましたので、修正した事でスタッフにも
巡り会えたと思います。
集客でお悩みであれば、ターゲットを絞ってみてはいかがですか?